どうもアラフォーコンサルタントのチャメ太郎(@chametaro0611)です。
最近続いていますが、今日も書籍紹介です。
昔から気になっていた「ゲーミフィケーション」についてです。
「ゲーミフィケーション」とはゲームづくりのノウハウをゲーム以外の分野に応用する考え方のことで、書籍を読んでみたところ、仕事だけでなく日常生活・教育などにも多く使えそうだと思いました。
まさにこのブログで大切にしている「知っているだけで救われる知識」の一つになりうるんじゃないかと思います。
こんな人に役に立つかも
- ゲームが好きな方
- 継続力・集中力が足りないと感じる方
- 仕事・趣味に打ち込めていない方
◆本日ご紹介する本はこちら
購入したきっかけ
以前、「ゲーミフィケーション」というキーワードを耳にしたときから、気になっていました。
というのも、私は結構ゲームが好きで今の妻とも、ネットゲームで知り合ったぐらいです。
学生時代の成績はほとんど真ん中でした。
事あるごとに「ゲームをしない人生だったらもっと成功したのに。。」と思っていました。
でもこのキーワードを見て聞いて、「これなら私にもできるかも」と思ったのがきっかけです。
ただし本を読む習慣がなかったので、ずっと後回しになってようやく読んだって感じですw
実は今回遅ればせながら、メルカリなるものをはじめました。
無料でもらえたポイントが期限切れになりそうで、急いでなにか買わなきゃと探していたところ、目にとまりましたw
本の概要
「人はなぜ、ゲームにハマるのか」に始まり、「ゲーミフィケーション」のポイントをわかりやすく、解説してくださいます。
著者自身は、「ゲームとは無縁の生活を送ってきた」というのです。
本を読む前は、「どうせゲームを仕事に取り入れろなんていうくらいだから、ゲームが大好きなゲーマーが書いた本に違いない!」と思い込んで読み始めましたが、見事に肩透かしを喰らいましたw
なので、ゲーム万歳みたいなトーンではないので、ゲームをあまりしない人にも受け入れられやすい構成になっていると思います。
(多少ゲームの例が古い気がしますがw)
少しだけ内容を紹介
会社の仕事のゲーム化に必要な4つの条件は以下の通り。
- 自分たちが何をやるべきか明確になっている
- 貢献度や課題の達成状況などが、はっきり見える
- アクションに対して、すぐにフィードバックがある
- 達成した仕事に見合った報酬が出る
自分たちが何をやるべきか明確になっている
「ドラゴンクエストは魔王を倒しに行く」、「スペースインベーダーは宇宙人をやっつける」、「スーパーマリオはピーチ姫を助ける」どれも明確ですよね。
全くゲームをやらない人に向けては、「ボーリング」「オセロ」「チェス」「将棋」をあげていますが、どれも、ちょっとしたルールはあれど、やることは明確です。
なので、始めるまでのハードルが低く、「ちょっとやってみよう」となりやすいんですね。
もちろんうまくやるためには、練習が必要ですけどね。
他にも、こんな特徴があります。
・スモールステップではじめて、だんだん難しくなっていくので、最初は挫折しにくい
・最終目標(長期目標)を目指しつつも、直近の目標(短期目標)が意識しやすいので、途中で挫折しにくい
貢献度や課題の達成状況などが、はっきり見える
ドラゴンクエストで言えば、レベル、HP(体力)、MP(魔力)、経験値、攻撃力・防御力など、色々な能力値が数値化されていて、状況の把握・得意なこと・苦手なことが非常に容易にできます。
そのため自分の現状・現在地・実力などが俯瞰でき、計画・作戦が立てやすいんですね。
ゲーミフィケーションで一番注目したいのは、経験値かなと思います。
1回敵をやっつけたら経験値がこれぐらい入る → あと何回戦ったらレベルが上がる → レベルが上がったら魔法を覚えるなどイメージしやすいです。
私はゲームであれば、レベル上げも苦にならないタイプですが、皆さんはどうですか?
実際の仕事では、特訓なんか全然しませんが、ゲームだと特訓ばかりしていますねw
毎日劇的に成長していきたいと思いますが、そんなことはありえないので、今はボスを倒すための特訓中だと考えるようにします。
アクションに対して、すぐにフィードバックがある
人間、何かをしたら反応がほしいものです。
電気のスイッチを押して反応がないときに、人間が「あれ?」と思う時間は確か1秒以内だった気がします。
仕事ではだいたいの企業が、6ヶ月に1回程度で、自分の行動をフィードバックされるとおもいますが、それでは自分の行動が良いか悪いかが、6ヶ月に1回しかわからないので、遅すぎるということみたいです。
毎日毎日、一挙手一投足に、良い・悪いが返って来れば、ちょっと鬱陶しいでしょうが、自然と「こういうことが悪いことなんだな」と自分の反省を促せますよね。
ゲームでは、さっきこうやって失敗したから、次はこうやってみようなどの、試行錯誤がたくさん生まれるものです。
達成した仕事に見合った報酬が出る
ゲームであればエンディングや、ボスを倒したときのアイテムなどがイメージしやすいと思いますが、ゴールしたり達成すると、ご褒美をもらえるというのも、人を夢中にする要素の一つです。
思いがけない報酬というのも魅力的で、ドラゴンクエストでモンスターが仲間になったときは、それは嬉しかったものですw
今の自分の仕事と照らし合わせてみて
書籍に書かれている要素を色々取り入れて行くことで、ゲーミフィケーションの恩恵を十分受けることができると感じています。
ここでは感じたことをつらつら書いてみます。
◆やるべきことが明確になっているか。
私自身が転職したてで理解が足りないということもあるかもしれませんが、現状、やることが明確でないことも多いです。
実際の仕事では、色々な正解があり、「これをやっていればいい」というものがないのは事実ですが、それを逆手に取れば、どんなやり方でも「結果を出せばいい」と考えられます。
自分に求められていることを人に預ける(決めてもらう)と、振り回されてしまうので、自分で「自分に求められていること」を定義して、自分が一番得意なやり方でやればいいのかなと思えるようになりました。
悩んでいる時間が非常にもったいないということと、正解を求めようとしすぎて動けなくなっている自分がいて、やるべきことが明確でないということが、よくわかりました。
◆貢献度や課題の達成状況などが、はっきり見える
こちらについては、以前使っていた家事アプリを思い出しました。
そのスマホアプリでは、お風呂掃除=1点、ゴミ出し=1点、トイレ掃除=2点のようにポイント制にして、家事をどれだけやっているか、家事でポイントをためて、自分の好きなものを買う、のような試みました。
家事だけでなく、育児にもオムツ替え、爪切り、寝かしつけ、絵本読み聞かせなどにポイントを振りました。
恥ずかしながら、我が家は完全なワンオペで妻に頼り切っていることもあり、少しでも自分が協力できるようになったらいいなぁと思って始めたのですが、妻のポイントがたまるスピードが早すぎて、「いつも本当にありがとう」「私が悪かったです」と陳謝して終了とさせていただきましたw
妻からすると「ポイント入力する」というイベントが増えて、億劫になったというのもありますが。
そのときの失敗としては、対戦モードのようにしてしまったことかなと思います。
協力モードみたいな感じで、二人で何ポイント取ったら外食に行くとか、そういった形でやれたら良かったなと思いました。
今の仕事でも何をやったら何点を自分の中に持って、今月は何点を目指すとか、今月より来月のほうが多くポイントを稼げるようになっているか、など成長のチェックに使いたいと思います。
◆アクションに対してすぐにフィードバックがある
全然フィードバックがない、というのが実態のような気がします。
なので、結果が出るまでの周期を短くしようと考えました。
書籍の中では、営業目標を10件とするなら、20件の企画書を書き、30社に持っていってなど、最終目標を達成するまでのハードルを細分化していく考え方が記載されておりとても印象的でした。
どうしても最後の最後の営業目標10件に注目しすぎていて、途中での状況把握がおろそかになりがちです。
作業を更に細分化して、「1日に資料を何件作る」というものさしを持って、「このペースじゃだめだ」とか、「今いいペースだ」と判断できる材料を蓄積していきたいです。
◆達成した仕事に見合った報酬が出る
会社からの給料は自分ではコントロールできませんが、自分でノルマとご褒美を決めて、達成できたらご褒美を買う、のようにすると頑張れるかなと思いました。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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